夏に友人と生後7か月の娘を連れて、Yale University Visitor Center Campus Toursというツアーに参加しました。
イェールの現役大学生がキャンパスを無料で案内してくれるツアーで、コロナのためしばらく中断されていました。
ツアーはこちらのイェール公式サイトから予約できます。
https://apps.admissions.yale.edu/portal/vic_tours
Yale Visitor Center (James Pierpont House)に集合し、受付を済ませたらツアー開始です。
参加者に配られたシールにも、イェール大学のマスコット犬ハンサム・ダン。
イェールの現役大学生が建物の説明をしてくれます。解説はすべて英語です。
こちらがOLD CAMPUS(オールドキャンパス)。
大学1年生が住む、Residential Collegeと呼ばれる寮です。
新入生が引っ越してくる時期になると、たくさんのU-HAULトラック(アメリカでは自分でトラックをレンタルして引っ越すのがメジャー)が寮の周りに並ぶのだそう。
オールドキャンパスの中庭に、NATHAN HALE(ネイサン・ヘイル)の銅像が立っています。
彼はイェール大学の卒業生で、アメリカ独立戦争時にアメリカ最初のスパイとしてイギリス軍に捕まり、処刑されたそうです。
日本の蒸し暑さに比べればマシですが、ニューヘイブンも夏はなかなかの湿度です。
日差しがかなり強く、なるべくみんなで日陰に集まって説明を聞きましたが、7月のツアーは厳しいものがありました。
こちらはイェール大学最初の校長の銅像です。
足を撫でると幸運が訪れると言われているそうで、たくさん撫でられたであろう足先だけ変色してピカピカしていました。
スターリング・メモリアル図書館の前に、水の流れる彫刻があるのは知っていましたが、これまで気に留めたことはありませんでした。
今回のツアーに参加して初めて、その彫刻はThe Women's Tableというアートだと知りました。
水面をよく見ると、彫刻にらせん状に数字が刻まれています。
数字はイェールの女性生徒数を現していて、楕円の中心には数字の0(ゼロ)が刻まれています。
つまり、開校後数百年に渡り、女性生徒がいなかったということを意味します。
イェールにもそのような時代があったのですね。
約一時間のツアーはイェール大学の生協THE YALE BOOKSTOREで解散でした。
赤ちゃん連れでストローラーで参加しましたが、建物の中には入らないツアーだったので問題ありませんでした。
巡った場所はすべてイェールの学生でなくても立ち入り可能で、私もこれまで行ったことがある場所でしたが、銅像やアートなど、ツアーに参加しなければ知ることのなかった話が聞けて面白かったです。