
こんにちは、旅するヨーキーです。
先日、アメリカの祝日「コロンビア・デー」で3連休に。
国立公園好きとして、イエローストーンやグランドキャニオンに続き、いつか行ってみたいと思っていたマウント・レーニア国立公園(Mount Rainier National Park)へ行ってきました!
ベストシーズンは7月〜8月といわれていますが、秋の紅葉にも期待して、10月に3泊4日でシアトル&マウントレーニアへ。
が、結論から言うと――
「国立公園は混んでいようと、ベストシーズンに行くべし」。
これを身をもって実感した旅となりました。
マウントレーニア国立公園とは

出典:Wildflower Nature Trails at Paradise | Visit Rainier
マウントレーニア国立公園(Mount Rainier National Park)は、ワシントン州にそびえる標高4,392mの活火山で、雪をかぶったその姿はシアトル市内からも見えるほど。
「マウントレーニア」と聞くと、日本ではあのカフェラテを思い浮かべる人が多いですよね。そのドリンク名の由来になっているのが、まさにこの山なんです。
ベストシーズンの7〜8月は高山植物が一斉に咲き、花と氷河に囲まれた絶景が広がります。秋〜初冬は紅葉が見られますが天候が変わりやすく、道が閉鎖されることも。ただし、オフシーズンは入場料がかからず、予約も不要なのが嬉しいポイントでもあります。
1日目
金曜18時頃、シカゴ オヘア空港を出発。
シアトルまでのフライトは約4時間半、時差はマイナス2時間。
夜22時頃に到着し、初日は寝るだけなので空港近くのマリオットに宿泊しました。
2日目

朝、空港のレンタカーで車を借りて、マウント・レーニアへ出発!
マウント・レーニアのメインゲート、パークサインのある「Nisqually Entrance」を目指します。
空港を出て高速を走り出すと、すぐにシカゴとの違いを実感。
中西部にはない山の稜線、遠くまで広がる針葉樹の森――シアトル周辺は本当に緑豊かで、空気が澄んでいる感じがしました。
雨の多い地域だからこそ、こうした深い緑が保たれているのだそう。まさに“Rain City”の名にふさわしい景色でした。

約2時間のドライブで、マウントレーニア国立公園に到着。
パークサインを過ぎるとすぐにWi-Fiが圏外に。Googleマップが使えず焦るも、パークサインから山道をひたすら登ること30分ほどで、Henry M. Jackson Memorial Visitor Center に到着。

が、外はまさかの雨(というより雪)。
あたり一面真っ白で、山はもちろん何も見えず…。
雨が少し弱まったタイミングでビジターセンターへ避難。


売店でピザ、ホットドッグとスープを購入。
冷たい食べ物はたくさんありましたが、寒いので周りの観光客もピザを食べていました。




2階のお土産屋さんを物色。






ドーンと鎮座するマウントレーニアを青空のもとで眺め、野生のマーモットや花々を見ながら登山する――
そんな理想の光景を思い描いていただけに、現実を受け入れられずしばらく放心。

それでも、悪天候にもかかわらず、トレイルには思ったより多くの登山客が。
私も「せっかく来たんだし!」と、レインコートを着てトレイルへ出発しました。
パラダイス・トレイルの様子

「Paradise」エリアのトレイルは、足元がコンクリートでしっかり整備されていました。
傾斜はあるものの、子連れでも歩きやすく、スニーカーでも十分。雨の日でも泥だらけにならずに済んだのはありがたかったです。



周囲はグレーの世界。地面には雪が積もっているところもあり、娘は「寒い〜歩きたくない」と言いつつも、雪を踏んで遊んでいました。


吹雪の中、“Let it Go~♪”と歌いながら歩く娘に、すれ違う登山客が微笑んでいました。
天気の回復は見込めず、楽しみにしていた滝やリフレクションレイク(Reflection Lake)、他のトレイルもすべて断念。
(ブログを書きながら、今も思い出すと泣けてきます…。)
早々に、今夜の宿があるPackwood(パックウッド)という街へ向かいました。
つづく――